球磨焼酎の未来予想図

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球磨焼酎の未来予想図
〜繊月酒造のこれから〜

4代目の堤社長は球磨焼酎業界2人目の女性社長でもあります。大学卒業後、広告代理店勤務を経て父親の堤正博会長から平成28年にバトンを受け継ぎました。繊月酒造の焼酎は7割が熊本県内で消費。地元に根を張る一方で、県外や海外への商品展開も進めています。出品中の「CRESCENT」もその一つ。クラフトジンは地域や性別を問わず愛好者が増加中です。開発にあたり「できる限り県産品を使う」「甘夏やユズは無農薬」など女性らしい細やかな配慮がみられます。
 
もう一つ、アメリカの会社と米焼酎の共同開発に着手。日本国内では売られていないので、味わいを知ることはできませんが、球磨焼酎が国外で認知される良い機会になると堤社長はとらえています。さまざまな商品開発やブランディングを展開する繊月酒造ですが「私たちが造っているのは球磨焼酎。ベースの部分には必ず球磨焼酎がある」と堤社長は言い切ります。来年は創業120周年。コロナや豪雨被害を脱却し、飛躍する大事な節目になりそうです。

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