誰かに教えたくなる蔵物語

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誰かに教えたくなる蔵物語

着々と進む、熊本豪雨からの復興

 
繊月酒造の蔵は、球磨川本流と人吉城外堀の役割を果たす支流・胸川の合流点に位置しています。令和2年7月4日未明、熊本県南地域は未曾有の豪雨に見舞われました。豊かな恵みをもたらしていた球磨川がはん濫し、人命や人家に甚大な被害をもたらしました。繊月酒造も例外ではなく、敷地内は深いところで2メートルも浸水しました。焼酎づくりの機材や車両、出荷前の焼酎などは壊滅し、稼働できない期間が4カ月以上あったといいます。豪雨から2年が過ぎ、ようやく被災前の姿に戻りつつあります。
 
蔵の敷地内にある足湯や、見学・試飲コーナーも再開。いずれも無料で利用でき、特に試飲のコーナーでは今回出品中の「川辺」や「CRESCENT」に加え、蔵元だけでしか飲めない秘蔵の焼酎も味わえます。隣接の売店には鮎の甘露煮や豆腐の味噌漬けなど人吉球磨地方の特産品もたくさんありますので、その場で酒盛りが始まってしまうかもしれませんね。
 
毎年5月に蔵を開放して開く「繊月まつり」も新型コロナの影響で3年間開かれていません。「皆さまへの感謝の場です。蔵をあげて歓迎します。2023年5月にはぜひ再開したい」と堤社長は微笑みます。

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